ポイント還元の新常識!マイナポイントを使ってお得に暮らそう

2019年10月の消費増税を機に開始された「キャッシュレス・消費者還元事業」ですが、
2020年6月末で終了してしまいます。

せっかくあったポイント還元がなくなってしまい、
不安になる方もいるかもしれないですね。

でも、ご安心を。
2020年9月から新たなキャッシュレス決済ポイント還元事業である
「マイナポイント事業」が開始されます。

引き続きキャッシュレス決済でお得な生活を楽しみたい方はもちろん、
新たにキャッシュレス決済のポイントを貯めたい方にまで、
わかりやすく解説していきます。

 

マイナポイントとは

国が実施する消費活性化政策の一つです。
マイナンバーカードの普及促進、キャッシュレス決済を普及させることが目的です。

マイナポイント公式サイトはこちら

付与率と上限

25%のポイント還元かつ上限5000ポイントです。

つまり、2万円までのチャージまたは支払いに対して上限5000円までのマイナポイントが付与されます

実施期間

2020年9月から2021年3月末まで実施予定です。
申し込みは2020年7月からになります。

ただし、国の用意している予算は2000億円のため、
これをマイナポイントの上限である5000で割った
4000万人がマイキーIDを作成した時点で終了する可能性があるそうです。

そのため、登録は早めに済ませておくべきでしょう。

対象者

所得や年齢などの制限がなく、だれもが利用できます。

マイナポイント獲得方法

マイナポイント申し込み申請時に設定した
キャッシュレス決済事業者から消費者に付与されるため、
国から消費者に対して直接付与されない点に注意が必要です。

そのため、対象となるサービスを利用する必要がありますが、
決済事業者が独自の還元サービスが独自の還元策を行っている場合、
二重でポイントを獲得することができます

また、一つの決済サービスに紐づけられるマイキーIDは一つだけです。
例えば同じPaypayなどのQRコード決済サービスに、
家族3人でそれぞれがマイナポイントを5000ずつ貯めて、
合計額を15000ポイントにするといった使い方はできません。

なので、家族であっても別のサービスやアカウントを紐づけなければなりませ

対象決済サービス

FamiPay、PayPay、Suica、楽天ペイなど84種類(5月29日時点)あります。
詳しくはこちらのサイトをご覧ください。
※今後の審査・手続きにより変更されることがあります。

こちらから対象となるキャッシュレス決済の検索ができます

マイナポイント付与のタイミングは決済サービスごとに異なる

チャージに対応していたり、後払いのみに対応した事業者もあるため、マイナポイント付与のタイミングは各事業者の決済サービスにより異なります

ただし、「ポイント付与は遅くとも利用後2か月以内」「ポイントの有効期限は少なくとも3か月間」という条件は決済サービス登録に際して保証されています。

 

手続方法

必要なもの

「マイナンバーカード」「マイキーIDカード」の2つ

マイナンバーカードとは
個人に割り当てられたマイナンバーに加え、氏名や住所、生年月日、
顔写真が記載されたICチップ付きのプラスチック製のカードです。
税金の電子申告「e-Tax」を利用できたり、自治体によりますが、
コンビニのコピー機から住民法などの公的証明書の発行ができたりします。
2021年には、健康保険所としての利用もできるようになる予定です。
紙製のマイナンバーが書かれたカードは、「通知カード」であり、
こちらではマイナポイントは申請できません。
2020年5月1日時点での統計によると、6人に1人とまだまだ発行枚数が少ないですが、
発行までに少なくとも1カ月がかかってしまうことと、
マイナポイントを機に一気に申請者が増加し時間が余計かかることが予想されるため、
早めに申請をしておいたほうがよさそうです。
 
マイキーIDとは
マイナポイントの還元を受けるとき必要な本人であることを認証するためのIDです。
マイナンバーカードに埋め込まれたICチップを活用して発行できます。
そのため、マイナンバーカードを先に取得する必要があります。
こちらのIDを使用するとweb上で本人確認をすることが可能になります。
マイキーIDは任意の文字列が指定できるので、覚えやすいIDの設定が可能です。
 

マイナポイント取得手順

①マイナンバーカード取得

②「マイキーID」を設定

③マイナポイント申し込みページ(マイキープラットフォーム)
で利用したいキャッシュレス決済サービスを選択

④選択したキャッシュレス決済でチャージ・または買い物をす

①から③までの手続きは、PCやスマホから簡単に手続きが可能です。
①②については現在申請が可能です。
③は2020年7月1日から申請可能です。
④は2020年9月から利用可能です。
 

マイナンバーカード取得方法

スマートフォンによる申請

①スマホで顔写真を撮影

 

②スマホで交付申請書のQRコードを読み取る

申請用WEBサイトでメールアドレスを登録

④申請者専用WEBサイトのURLが届いたら、
顔写真を登録、必要事項を入力して申請完了

交付申請書がない場合は、役場で即日発行してもらえる「申請書ID付き個人番号カード交付申請書兼電子証明書発行申請書」にあるQRコードを読み取ってください。

パソコンによる申請

①カメラで顔写真を撮影する

申請用WEBサイトでメールアドレスを登録

③申請者専用WEBサイトのURLが届いたら、顔写真を登録、
必要事項を入力して申請完了

郵便による申請

「通知カード」と一緒に送られてきた「個人番号カード交付申請書」
に必要事項を記載し、6カ月以内に撮影した顔写真を張り付けて郵送し申請完了

申請書の紛失した場合
こちらのサイトからダウンロードできます。

証明用写真機による申請

①タッチパネルから「個人番号カード申請」を選択

②撮影用の料金を投入して、交付申請書のQRコードをバーコードリーダーにかざす

③画面の案内に従って、必要事項を入力

④画面の案内に従って、顔写真を撮影して送信し、申請完了

 

受け取りについて

①交付申請から約1カ月ほどで、市区町村から交付通知書のはがき届く

②必要な持ち物を持ち、はがきに記載された期限までに本人、
または代理人(やむを得ない事情がある場合のみ)が指定された交付場所に行く。

③交付窓口に出向き、数字4桁の暗証番号を設定し、カードを受け取る。

マイナポイント申請手続きの際に今回設定した暗証番号を使用します。
3回連続で暗証番号を間違えるとパスワードにロックがかかり、
自治体の窓口で再設定の手続きが必要になるため、必ずメモを取っておきましょう。

 

マイキーID登録方法

パソコンでの設定は、別でマイナンバーカードのICチップを読み取るための機械
を用意するがあるため、基本的にはスマホでの設定をお勧めします

また、マイキーIDの設定方法がわからない方のために、
各自治体が設定のための専用の窓口を設けています

iPhone、Androidでの設定手順

①「マイナポイント」と「JPKI利用者ソフト」という専用のアプリをダウンロード
(iPhone7以降の端末に限られます)

 

②マイナポイントアプリで「マイキーIDの発行」をタップ

③マイナンバーカードをiPhoneで読み取る

パソコンでの設定手順

①「マイキープラットフォーム」にアクセス

 

②「マイキーID作成・登録準備ソフト」をダウンロード

③別途「公的個人認証サービス対応のICカードリーダライタ」を用意しマイナンバーカードを読み取る

④マイナンバーカードの受け取りに設定した暗証番号を入力

 

ポイントはどのように使えるのか

利用できる場所、方法

選択したキャッシュレス決済サービスに対応しているお店で利用できます。
そのため、マイナポイント申請ページで選択したキャッシュレスサービスでしか利用できない点に注意が必要です。

また、マイナンバーカードについてはマイナポイントをもらう手続きのみに必要であり、
買い物の際には必要ありません。

利用期間

ポイント付与期間は2020年9月から2021年3月末までの期間限定ですが、発行されたポイント残高がいつまで利用できるかについては未定です。

ポイント残高の確認方法

未定ですが、QRコード決済を利用した場合は専用アプリから確認する可能性が考えられます。

また、マイナポイントとキャッシュレス決済サービス独自ポイントのどちらが優先して利用されるかについても未定です。

まとめ

今回は2020年9月から開始される「マイナポイント」について解説しました。

5000ポイントまでという上限付きですが、
還元率が25%と高く、紐づけたキャッシュレス決済サービスとの
ポイントが二重で獲得できるという点がとても魅力的な制度です。

注意点としては、マイナンバーカードが取得に1カ月ほどかかり、
開始時期の9月に近づくにつれさらに遅れることが予想されることです。
なるべく早めの申請をお勧めします。

マイナンバーカードとマイキーID作成までは現時点でも完了できますので、
この記事を参考に早めに準備をして、
どのキャッシュレスサービスがお得なキャンペーンをするのか、
余裕をもって吟味できるようにしたいですね。