ゴールデンウィーク・夏休み(お盆休み)・シルバーウィーク・年末年始…。年間通していろいろな連休があり、その際に帰省・旅行などで家を長期間空けることもあると思います。
はじめての一人暮らしの場合や、文化の異なる地域に越してきた場合には、長期間家を空けることに対して不安を感じることもあると思います。
今回は、安心して長期間家を空けられる様に「防犯」「衛生」「防災」の観点から、外出前にやっておくべきことをまとめました。
家を空ける前にやっておくこと【防犯】
長期間家を空ける中で最も重要なポイントの「防犯」に関することを確認しましょう。
家中の戸締りをする
家を空ける前には必ず鍵がかけられる窓の鍵をかけるようにしましょう。
当たり前のことですが、忘れがちなポイントです。
換気をするための小窓は鍵をしましたか?
・トイレの窓
・玄関の窓 など
普通の鍵だけでは心配という方は「補助錠」や「防犯アラーム」を活用すると安心です。
防犯アラームはスマホと連携した商品もあります。
シャッターをおろす
防犯シャッターが付いている物件であれば、必ず防犯シャッターをおろしてください。
防犯シャッターをおろしておくだけで、留守時に窓からの空き巣侵入の可能性が格段に下がります。
現金・貴重品は宅内に置かないようにする
盗まれるようなものは置いていかない様にしましょう。
万が一空き巣に入られても被害を最小限に抑えることができます。
空き巣が狙うものとして「印鑑」と「通帳」があげられます。
印鑑と通帳は同一の場所に置かず分けておくか、どちらか一方は持ち出しておくことをオススメします。
家を空ける前にやっておくこと【衛生】
長期間家を空ける場合、防犯以外に「衛生面」にも気を付ける必要があります。
清掃(掃除)・ごみの処理を実施する
長期間家を空ける場合、臭いがこもったりカビが生える可能性があります。
これらを防ぐためにはしっかりと清掃してから外出しましょう。
・洗面所
・風呂
・トイレ
掃除をしておかないと、家に帰ってきたときに不快な臭いが部屋中に充満しているということも。
また、大量のカビが繁殖していた…なんてことにもなり兼ねないので、注意が必要です。
キッチンの清掃箇所
三角コーナーと排水口の生ごみは必ず処分しておきましょう。
生ごみを放置すると、生ごみが嫌な臭いを放ちます。
生ごみは外出前に捨てておきましょう。
とはいえ、ごみの回収日が合わない場合や、回収日以降に生ごみが発生しるケースもあります。
その場合はジップロックなどのジッパー付きの保存袋に生ごみを入れ、冷凍庫に入れておけば臭いが出ないのでおすすめです。
洗面所・風呂の清掃箇所
排水口を綺麗に清掃しておきましょう。
ごみが残っていると、カビの臭いが発生するきっかけになります。
1ヶ月以上家を空ける場合は排水口にラップをしよう
排水口からの臭いの原因の1つとして、トラップ内の封水が干からびることによって下水の臭いが部屋に出てくる現象があります。
数週間程度ではトラップ内の封水が干からびることはありませんが、数か月単位で家を空ける場合は排水口にラップをして封水が干からびるのを予防するようにしましょう。
植物の水やりの工夫をする
植物を育てているという方は、外出前に水やりの工夫をしておく必要があります。
まず、外出中に植物が枯れないように、水受け皿にしっかり水を張っておきましょう。
ただし、鉢の底から根が出ている場合は、根腐れを起こしてしまう心配があるのでNGです。
数日の外出であれば100円ショップなどで買える自動水やり器をペットボトルに取り付けて土にさすだけで大丈夫です。
水が好きな植物の場合は鉢皿に水を張っておくのも効果的です。
1週間以上の長期間の外出の場合は毛細管現象を利用した仕組みの給水器で水を上げることで対応できますが、コツが必要なので少し難しいかもしれません。
そういったときは家族や友人に水やりを頼んでみるのも一つの手です。
家を空ける前にやっておくこと【防災】
外出中に家が災害にあってしまうケースも想定し、対策しておくことを紹介いたします。
ブレーカーを切っておく
数週間単位で家を空ける場合、必要箇所以外のブレーカーを落としておくといいでしょう。
キッチンのブレーカーを落としてしまうと冷蔵庫の中身が腐ってしまうので、キッチン以外のブレーカーを落とすことをオススメします。
コンセントの挿しっぱなしによる火災のリスクを避けるために、大元のブレーカーから落としておくことはリスクを最小限に抑える良法といえます。
ガス・水道の栓をしめておく
火災の原因は電気だけではありません。ガスが原因で火災が発生することもあります。
そのため、外出前にガス漏れ対策としてガスの元栓をしめることをオススメします。
水道の蛇口も閉め忘れが無いようにきっちりと確認しておきましょう。水道が出っぱなしになると、莫大な支払いが発生するだけでなく、外出中に家の中が水浸しになってしまうリスクがあります。
2階以上のマンション/アパートにお住まいの方は、下階への浸水につながってしまうため、被害を出さない様にしっかりと確認しておきましょう。
家を空ける前にやるべきことをやり、気持ちよく出かけましょう
以上が「長期間家を空ける際にやるべきこと」です。
頻繁に家を空けることがあるわけではないので、しっかりと見直して対策しておかないと、トラブルになることもあります。しっかりと意識的に準備しておきましょう。
【番外編】車を持っている方はバッテリー上がりに注意
車を所有している方はバッテリーを外しておきましょう。
バッテリー上がりにつながります。
バッテリーの取り外し方は以下のサイトを参考にしてみてください。
車のバッテリーを自分で交換したくても、外し方・付け方がわからなく不安な人も多いのでは?自動車のバッテリー交換は簡単にでき…